巨人のトレイ・キャベッジ外野手(28)が29日、米国から来日した。ブルージェイズに移籍した岡本に代わる4番候補は昨季途中に不振に陥った反省を生かし「俊敏性とパワーに焦点を当ててきた」と“4番ボディー”を作り上げてきたことを明かした。

すでに母国で打撃練習にも励んでおり、調整は万全。30日には練習を再開し、いよいよ2月1日から始まる宮崎キャンプに備える。

 長旅を終えて約3か月ぶりに日本の空気を吸ったキャベッジの表情には、やる気が満ちあふれていた。「コンニチハ。長いフライトでしたが、また日本に戻って来られてうれしいです」。別人と勘違いされないため、パスポートの写真と同じく、ひげを蓄えてはいたが「ちゃんと明日からそっていきますよ」と優しい笑みを浮かべた。オフ期間に鍛え上げた屈強な肉体を携え、左の大砲が帰ってきた。

 “4番ボディー”を作り上げてきた。来日1年目の昨季は、123試合に出場し、打率2割6分7厘でともにチーム最多の17本塁打、51打点をマークした。開幕戦では球団の外国人では初めてとなる1号2ランを含む3長打。しかし年間を通して見ると、6月は月間打率1割2分9厘、7月も同2割2分5厘と低迷。体調不良で離脱することもあった。

「下半身の力がバットに伝わりにくくてバランスを崩してしまって、スランプに陥るという時がありました」と好不調の波が激しかったことを自覚している。

 その波をなくすため、米国で過ごしたオフはスピードとパワーを上げることに焦点を当てた。13日には自身のインスタグラムで、たくましい体でトレーニングを行っている画像を複数枚投稿。背筋を鍛え、坂道ダッシュを行い、「打席で弱点が露呈した部分があった」と打撃練習では弱点克服にも励んできた。「毎日全力でプレーすることだけです」と年間を通じ、力を発揮する準備はできている。

 チームの大きな課題がブルージェイズに移籍した不動の4番・岡本の穴を埋めること。昨季、岡本の故障離脱中に39試合で4番を務めたキャベッジは新助っ人ダルベックと並ぶ代役有力候補だ。早速30日から球団の施設で体を動かす予定の助っ人は「フライトの疲れを癒やすためにキャッチボールをしてバットを振って体を動かしたい。サウナに入ってトレーナー室で治療を受けて、万全の状態でキャンプを迎えられるようにしたいと思います」。来日2年目の覚醒へ腕をぶした。(臼井 恭香)

 巨人の新外国人3選手、フォレスト・ウィットリー投手(28)=前レイズ=、ボビー・ダルベック内野手(30)=前ロイヤルズ傘下3Aオマハ=、スペンサー・ハワード投手(29)=前楽天=が29日、そろって米国から来日した。身長201センチの大型右腕で先発の柱として期待されるウィットリーは「ヒリヒリするような戦いで投げられることをすごく楽しみにしていた。

チームにピタっとはまる役割を果たしたい」と決意十分。一、三塁を本職とする中軸候補のダルベックも「期待されていることは分かっている」と活躍を誓った。

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