相撲教習所の入所式が29日、東京・両国国技館で行われた。日体大出身の元学生横綱で大相撲初場所で幕下最下位格付け出しでデビューした和歌ノ富士(春日野)は午後4時開始の入所式開始に間に合わず、ダッシュで駆け付けるドタバタ劇があった。

 180センチ、125キロの和歌ノ富士が教習所に息を切らしながら到着したのは午後4時1分頃だった。その10分ほど前。コインランドリーの洗濯機に部屋の洗濯物を入れていた時、不在を心配した部屋付きの岩友親方(元関脇・碧山)から電話で鳴り、入所式の開催を初めて知った。連絡に行き違いがあったとみられ、「何も聞いてなかったので…」と驚くと同時に、焦りが募った。

 幸い着物姿で国技館の近くにいたため、そこから猛ダッシュし、途中から参加できた。「久しぶりに急いで走った。緊張してやばかったです。みんなのオーラがすごかった」。冷や汗をかきながらも、無事に入所式を終えた。

 初土俵の初場所は幕下で6勝1敗だった。教習所ではモンゴル出身の旭富士(伊勢ケ浜)、天昇山(玉ノ井)らと相撲を取ることを楽しみにしていた。「いい稽古ができたら」と目を輝かせ、コインランドリーに残してきた洗濯物を取りに帰った。

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