第98回センバツ高校野球大会(3月19日から13日間・甲子園)の出場校を決める選考委員会が30日、大阪市内で行われ、全32校が決定した。

 昨夏の甲子園で好投した最速147キロ左腕・高部陸(2年)を擁し、東海地区の3校目で出場する可能性のあった聖隷クリストファー(静岡)は、無念の選出漏れ。

東海地区の出場校は、中京大中京(愛知)、三重、大垣日大(岐阜)に決まった。

 聖隷クリストファーは、静岡1位で昨秋の東海大会に出場。4強まで駒を進めたが、三重との準決勝で先発の高部が打ち込まれ、2―10で7回コールド負けを喫していた。同じく準決勝敗退の大垣日大との比較で、センバツ初出場を逃す結果になった。

 同校は2022年、前年の秋季東海大会準Vの実績で選考委員会を迎えたが、まさかの落選。当時の出場枠は2つで、優勝校の日大三島(静岡)の次に、準決勝敗退の大垣日大が選ばれるという異例とも言える選考に泣いた。通例に反した選考は大きな話題となり、国会で議論されるなど社会的な問題に発展した。あれから4年。「今年こそ」の思いはかなわなかった。

 ◆2022年の選考過程 聖隷クリストファーは東海大会の決勝に進出しながら落選し、物議をかもした。準決勝敗退の大垣日大が選出された。同大会で決勝に進みながら落選したのは、不祥事により推薦を辞退した1978年の中京(現中京大中京、愛知)以来、44年ぶりだった(当時は中部大会)。

当時の東海地区選考委員長は「選手個人の力量に勝る。甲子園で勝つ可能性が高いかを客観的に判断」と説明。静岡から2校という地域の偏りを避けたのではないか、との見方もあった。

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