第98回センバツ高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)の出場校を決める選考委員会が30日、大阪市内で行われ、21世紀枠候補校に選出されていた士別翔雲は代表入りを逃した。長崎西、高知農が選出され、士別翔雲は補欠校となった。

春夏通じて史上最北端からの甲子園出場には届かなかった。渡辺雄介監督は「士別翔雲の歴史はこういう負けから、逆境から1歩ずつ前に進んできた。この夏は必ず甲子園にたどりつきましょう」と選手に呼びかけた。

 道立の士別翔雲は、士別商と士別が統合され2007年に新設された。真冬にはマイナス20度前後まで気温が下がり、グラウンドには雪が2メートル近く降り積もるなど恵まれない環境の中でも23、25年と夏の北北海道大会で4強入り。昨秋北海道大会の準々決勝では地元・上川管内出身の選手のみで臨み、準優勝した白樺学園と接戦(0●1)を繰り広げた。

 全道10地区で唯一甲子園出場のない名寄地区に所属している。過去には、稚内大谷が北北海道大会で3度準優勝し21世紀枠候補校にも2度選出されたが、あと一歩のところで大舞台には届いていなかった。

 ◇士別翔雲(士別市) 士別商と士別が統合し、2007年に開校した道立校。生徒数287人。野球部も07年創部。部員数は27人。

23年春からの北海道大会(夏は北北海道大会)で5度、8強以上に駒を進めている。ウェートリフティング部が全国屈指の強豪で、昨年のインターハイでは男子学校対抗で優勝を果たした。

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