ABCテレビの新春社長会見が30日、大阪市福島区の同局で行われ、今村俊昭社長が出席した。

 同局のバラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」(金曜・午後11時17分)23日放送回で、霜降り明星・せいやが6人兄妹の長男を代わってほしいという依頼を受け、一日長男として子どもたちと過ごす姿を放送。

ネット上では、両親に向け「育児放棄」や「ヤングケアラー状態」と批判が殺到していた。

 同番組は公式サイトで26日に声明を発表。「父親が乳幼児を残して外出する場面、および当該VTRの最後に母親が、『米炊いて、7合』といった発言は、番組の編集・構成上の演出として表現したもの」と明かした。また、依頼原文の主旨をもとに番組側と家族で内容を確認・相談したうえで、放送用に構成・改稿したことも明かし、その上で「これらは、取材対象者の実際の生活状況や日常の全体像をそのまま示したものではありません」と認めた。

 今村社長は、“演出”について「大筋のところでは、今回事実に基づいたもので構成。やらせにはあたらないと考えている」と説明。一方で「こういったことを再構成する際に、やはり世の中の課題をしっかり視野に入れていないと、説明の足りている足りていないことも含めて、やはり受け止めが変わってしまうということは対処させていただきたいと思います」と釈明した。

 今回は番組の予告段階で問題になっていたが、岩田潤取締役は「今回演出したことによって社長からの話がありましたが、番組としてはできるだけ分かりやすくお伝えするということで演出をした面はあります。私どもが演出・編集したフローにあたってヤングケアラーということに対する認識が甘かったというふうに思っております」と説明に追われた。

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