将棋のユニバーサル杯第52期女流名人戦(主催・報知新聞社ほか)五番勝負第2局が30日、大阪・高槻市の関西将棋会館で指された。挑戦者で先手の西山朋佳女流二冠(30)=白玲、女流王将=が福間香奈女流名人(33)=清麗、女王、女流王座、女流王位、倉敷藤花=に125手で勝利。

シリーズ2連勝で3期ぶりの奪還に王手をかけた。これで両者の公式戦での対局数は100(福間の54勝46敗)となり「百番指し」を達成。第3局は2月8日、千葉・野田市の関根名人記念館で行われる。

 通算14期獲得の“スーパー女流名人”福間がカド番となった。終盤で優位になったが、最終盤106手目の△3六桂打ちが結果的に悪手となった。「もうちょっと手厚く指すべきでした」。記念の百番指しを白星で飾れずにうなだれた。

 この日、実妹の川又咲紀女流二段(29)も同じ関西将棋会館の1フロア下で公式戦に挑んだ。姉は妊娠・出産に伴い不戦敗となる可能性がある規定見直しを求めて問題提起している。くしくも妹は第2子出産のため3月5日から3か月間休場する。1歳の長男の子育てと並行し棋士編入試験にも挑戦中の福間は「一番は女流棋界が(将棋と妊娠・出産を)両立できるような世界になってほしいというところが根底にあります」と思いを語る。

 追い込まれはしたが、16年度の上田初美女流三段(当時)との対局では2連敗から3連勝して防衛した。

「気持ちを切り替えて頑張ります」。目指すは大逆転防衛だ。(田中 昌宏)

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