第98回センバツ高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)の出場校を決める選考委員会が30日、大阪市内で行われ、全32校が決まった。昨春センバツ覇者・横浜(神奈川)は昨秋の関東大会は8強で当落線上だったが、2年連続18度目の出場となり、史上4校目の春連覇への切符を手にした。

 関東大会の敗戦で村田浩明監督(39)は、「もう甲子園がないなって思ってました」。しかし、そこからセンバツ出場の可能性を信じて、チームは厳しい練習を乗り越えてきた。「負けて成長させてもらってきた。この負けをどう生かすか、殺すかも自分次第、横浜高校次第なので」。信じ抜いたチームに、吉報が届いた。

 指揮官は、ナインを前にして感極まる場面もあった。可能性がある限り、諦めることなく厳しい道のりを歩み、たくましさを増した選手たちの姿がうれしかった。「負けてから本当に練習してきた。それで選手たちの前で目を見たときに、すごくいい目していたので。信じて、本当に厳しい練習を乗り越えてきてくれて、選手たちのたくましさのある目を見たときに、なんか、こうきちゃいましたね…ウルっと。泣く予定は全くなかったんですけど。それぐらい選手たちがやってくれたんだなって。

まだまだこれからですけど、それが甲子園の女神様に呼んでもらったのかな」。昨秋の敗戦が無駄ではなかったと証明するために、王者が再び聖地へと戻る。

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