8代目尾上菊五郎が、4月の歌舞伎座「四月大歌舞伎」(2~27日)昼の部「裏表先代萩(うらおもてせんだいはぎ)」で下男小助、乳人政岡、仁木弾正の3役を演じることになった。

 「裏表先代萩」は手に汗握るスリリングな展開で見どころ満載の通し狂言。

江戸時代、仙台藩で実際に起きた伊達家のお家騒動を題材とした時代物の大作「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」で大悪人・仁木弾正や自らの子を犠牲にしても忠義を尽くす乳人政岡が活躍する物語を「表」、欲のために主人を手に掛ける世話物らしい小悪党・下男小助の物語を「裏」として、「表」と「裏」の物語が交互に展開する。

 3代目尾上菊五郎が初演した下男小助役は、その孫にあたる5代目菊五郎が自身の襲名披露をはじめとして度々手掛け、音羽屋ゆかりの作品になった。今回は父・7代目菊五郎が2018年4月の歌舞伎座で手掛けて以来となる菊五郎家ゆかりの本作を昨年、大名跡を襲名した8代目菊五郎が初めて取り組むことが注目される。中村勘九郎中村七之助坂東彌十郎らも出演する。

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