阪神・佐藤輝明内野手(26)が31日、春季キャンプ地の沖縄移動後にチーム宿舎で会見に臨み、30日に兵庫・西宮市内の球団事務所で単年総額5億円(金額は推定)で今季契約を結んだと明かした。昨季年俸1億5000万円から、200%アップとなる年俸4億5000万円プラス出来高5000万円でサイン。

今回の交渉では今オフのポスティング制度を利用してのメジャー移籍については容認されず。交渉が長期化した点をひもとく。

 なぜ、佐藤と球団の契約交渉は長期化したのか―。年俸以上の焦点は、佐藤の代理人サイドが最短26年オフのポスティング制度によるメジャー挑戦の確約を求めたことにあった。しかし、この日、取材に応じた竹内球団副本部長が改めて「あくまでも球団の権利」と口にしたように、最後までフロントが折れることはなかった。

 近年は藤浪や青柳ら長く貢献した選手をポスティングで送り出した。ただ、チーム事情など「総合的に判断する」が球団のスタンス。加えて、現在は主力の才木、石井も米大リーグ志向を公言。“約束手形”の前例をつくるわけにもいかなかった。

 もちろん、球団は佐藤が1年目からチームの顔を担ってきたことを高く評価している。27年シーズン中に国内FA権も取得する見込みだ。だからこそ、最終的に「シーズン中に継続的に話し合う」ことで歩み寄った。

夢の実現には、少なくとも今季の主砲のさらなる活躍と球団初のセ・リーグ連覇が大きなカギになるだろう。

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