J2湘南は10日、平塚市内でクラブカンファレンスを行い、今後のクラブ経営方針等についてファン、サポーターに説明を行った。カンファレンス後、塩田徹代表取締役会長、大多和亮介代表取締役社長、真壁潔取締役が取材に応じた。

ライザップグループの専務取締役も務める塩田氏は、2026年4月から27年3月の予算について、責任企業のライザップから、クラブに対して約10億円規模の投資を検討していると明かした。

 10億の内訳としては、従来通りのスポンサー費を2億に加え、マーケティング、グッズ制作支援の2億、ライザップから湘南が借りているライザップラボという練習施設の改修などに5000万の投資を予定。さらに来週から始まる半年間の百年構想リーグ、来季8月からの26―27年シーズンでのJ2リーグを含めて想定される赤字の補填を合計しての金額となる。前年度は約3億円程度で、3倍以上を想定することになる。赤字が少なかった場合には、10億に満たない場合もある旨も説明した。

 この金額について、塩田氏はあくまで正式決定ではなく、議論中とした上で「ライザップグループの株主がこれをどう見るかですが、これはベルマーレの成長戦略、成長ストーリーをどう株主に見せるかに尽きると思っています。株主の方は、今ではなく将来を見ています。私はチョコザップの立ち上げにも関わったのですが、初年度はものすごい赤字でした。しかし成長ストーリーを見ていただいて、株主の方に理解を得られたという過去の経験もございます。したがってベルマーレに投資し、J1に戻る、成長するために、今季、来季の赤字を許容するという成長ストーリーを見せることによって、株主の皆様にはご理解いただけるのではないかと思います」と述べた。

 また今月10日に行った新体制発表では、選手人件費はJ1を戦った25年度から50パーセント近い減額(15億→8億円前後)となることがグラフで示されたが、これは事務的なミスがあったとして、実際はアカデミーを含めて前年比約10パーセント減となる13・5億程度を投じる予定と説明。塩田氏は「今は戦力を過度に落とさないことが非常に大事。

選手への投資、戦力を削ることなく、J1への道が遠くならないことようにしっかり見通していくことを考えています」と話した。

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