東都大学リーグ1部の東洋大は2日、埼玉・川越市内の同大グラウンドで新入生が初練習に臨んだ。春夏計3度の甲子園優勝を誇る名門・帝京で主将を務めた梅景大地内野手は、帝京魂を胸に“小さな巨人”への飛躍を目標に掲げた。

 身長167センチ、体重75キロながら、「自分はホームランが好きで、(ダイヤモンドを)一周する時のあの感覚がすごく好き」とこだわりがある。帝京では当初、下位打線やつなぎ役と呼ばれる打順を担ったが、「そこ(体格を)理由にしたくない」と、バットの重さを生かし、体全体を効率的に使うフォームを目指してきた。

 その結果、伝統の強力打線の4番を射止め、昨夏の東東京大会では神宮の左翼席へ豪快アーチ。大学では金属バットから木製バットへと変わり、「芯が狭いので、対応力や当てる技術が求められる。大学レベルの投手にどれだけ打てるか」と課題も整理し、新たなステージに飛び込む。幼少期からともに練習を行ってきたという父の「ホームランバッターになってほしい」という願いをかなえ、“小さな巨人”となる青写真を描いている。

 帝京では主将として、個性的なメンバーをまとめ「チームを一つにすることが、すごく自分の成長につながった」。梅景にとっての“帝京魂”とは―。「僕にとってはプライドというか、一つの自信。もう魂、帝京イズムと言うか…。帝京で3年間やってきたので成長した。キャプテン、4番を打たせてもらったことはやっぱり大きい。

僕はそういう意味で捉えています」。戦国東都の頂点を目指すチームで、ブレない軸を持って競争に打ち勝っていく。

 遊撃に入ったノックでは、早速「いいね、帝京魂!」と声をかけられ、打撃練習でも鋭い当たりを放った。「個々のレベルの高さを感じたし、やっぱり意識も高い。その意識の高さに触れて、自分もこれからもっと意識を高く、レベルを一つ上げてできたら」。大学卒業後には、プロへの思いも抱く18歳。未来へとつながる4年間の第一歩を、力強く踏み出した。(小島 和之)

編集部おすすめ