歌舞伎俳優の片岡仁左衛門が第33回読売演劇大賞(27日・贈賞式)で芸術栄誉賞を受賞したことが3日、発表された。

 昨年出演した歌舞伎三大名作「仮名手本忠臣蔵」の大星由良之助、「菅原伝授手習鑑」の菅丞相、「義経千本桜」のいがみの権太などの演技と長年にわたる歌舞伎界の貢献が評価された。

 名優の条件とされる「顔よし、姿よし、声よし」をハイレベルで備え、時代物から世話物まで多くの当たり役を持つ。長く上演が途絶えていた「源平布引滝 義賢最期」を自ら復活させ、戸板倒し、仏倒れなどダイナミックな立ち回りで観客を魅了。ほかにも「女殺油地獄」の河内屋与兵衛、「熊谷陣屋」の熊谷直実、「仮名手本忠臣蔵」の大星由良之助、「義経千本桜」の平知盛、いがみの権太、「菅原伝授手習鑑」の菅丞相などの大役を演じてきた。

 2015年に歌舞伎の人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定され、18年に文化功労者、25年に文化勲章を受章している。

 ◇第38回読売演劇大賞

 ★最優秀作品賞 「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote」

 ★最優秀男優賞 亀田佳明

 ★最優秀女優賞 望海風斗

 ★最優秀演出家賞 稲葉賀恵

 ★最優秀スタッフ賞 長田佳代子

 ★杉村春子賞 尾上右近

 ★芸術栄誉賞 片岡仁左衛門

 ★選考委員特別賞 大倉孝二

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