DeNAからFA権を行使し加入した西武の桑原将志外野手(32)が2日、“公私”で存在感を発揮した。

 声量は、今季に懸ける思いの表れだ。

砂ぼこりが舞う中で行った特守では「自然に。感情は内側から出るもの」と大きな声を出しながら白球を追い、ユニホームは一瞬で泥だらけ。古巣では正中堅手として2度のゴールデン・グラブ賞を獲得した名手だが、今季のポジションは未定。「打球の質が全然変わるので」と自ら左翼手を意識した守り方を行うなど、先を見据えた準備には余念がない。

 DeNAでは気迫あふれるプレーから「ガッツマン」の愛称で親しまれた。チームが変わっても信念は変わらず、「チームを活気づける役割を担っていると思う。気持ちを前面に」と燃える。

 自身の性格を「シャイ」と語った“西武同期”の林安可(リン・アンコー)外野手(28)には「彼の姿勢を本当にリスペクトしているし、何か手助けしたいと思っている」と積極的に話しかけ日本語を教えるなど、周囲への細やかな気配りも欠かさず。取材終了後には「また明日もよろしくお願いします!」と声を張り上げ、球場を去った。(大中 彩未)

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