日本アカデミー賞協会は3日、原摩利彦feat.井口理による映画「国宝」(李相日監督)の主題歌「Luminance」が第49回日本アカデミー賞の主題歌賞に決定したと発表した。

 同協会は受賞理由を説明。

「原摩利彦氏が手掛けた荘厳な劇伴の世界観。その終幕を飾る井口理氏の歌声は、人間の性をも超越した唯一無二の響きを放ち、主人公・喜久雄の歩んだ運命を慈しむかのようにスクリーンから優しく降り注ぐ。それは、坂本美雨氏が紡ぎ出した言葉とともに、喜久雄の苦悩や孤独を全て『よころび』へと昇華させ、観客の喝采の終幕へと誘(いざな)う」と賛辞を送った。

 「国宝」が邦画実写の歴代興収記録を22年ぶりに更新したことに触れ、その上で「今回の主題歌賞の受賞は、この『Luminance』が本作において欠くことのできない重要なピースであることを改めて証明した」とたたえた。原氏は「本編の音楽だけでなく、主題歌の作曲まで託してくださった李相日監督。輝く言葉を紡いでくれた坂本美雨さん。そして、美しいという言葉では表せられない、でも美しいとしかいいようがない歌唱をしてくれた井口理さんに心から感謝しています。いつもでも響き続けますように」と思いを込めた。

 井口は「この度、主題歌賞を受賞することができ、とても光栄です」と喜びのコメント。「原摩利彦さんの音楽と向き合う時間の中で、表現に対して常に無我でありたいという思いが、より一層強くなりました。これからも驕(おご)ることなく、自分をひけらかす事なく、ひとつの作品と誠実に向き合っていきます」と謙虚に語った。授賞式は3月13日に都内で行われる。

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