楽天・滝中瞭太投手(31)が3日、今季に懸ける意気込みを語った。今季のチームは日米通算165勝の前田をはじめ、岸や早川ら実績組に加えて藤井やコントレラス、荘司ら競争相手が数多くいる。

7年目を迎える中堅右腕は「昨年の結果を見れば、仕方のない補強なのかなと。僕がチームを編成するなら、チームを再建するために必要なこと」と冷静に受け止めた。昨年チームは2ケタ勝利が0人。先発補強は必然だった。

 今季も“困った時の滝中”としての活躍が期待される。昨季も開幕ローテは逃したが、7月のソフトバンク戦で初完投、初完封を果たすなど対ホークスは4戦2勝1敗、防御率1・42。ソフトバンク打線に苦手意識を植え付けた。「絶対に開幕ローテに入らないといけないとは思っていない。開幕が全てではない。昨年も開幕ローテには入れなかったので。ただ、組織として上(の順位)に行こうとしたら、使える選手は1枚でも多い方が絶対にいい。その枚数ではいたいです。

(首脳陣が)選べるところまではいきたい」。先発陣に不測の事態が起きた場合には自分の名前が真っ先に挙がるように、心と体の準備は整えておくつもりだ。

 1月は通算166勝の中日・涌井との合同自主トレに参加した。豊富な練習量で有名なベテランの背中を見て「練習量というところではあのクラスの選手があれだけ走って、トレーニングをやっている以上、それよりやらないと追い抜けないと感じる」と、改めて量をこなす重要性を実感した。

 キャンプ初日には「シーズン中でもブルペンで140キロ出ない」男が、142キロをマーク。オフに楽天時代から師事する先輩と、みっちりトレーニングを積んだ成果が出ているのか「出力がちょっと出過ぎている」と笑って首をかしげたが、「やれることはやってきた。けがも痛いところもなくパフォーマンスとして出ているのはいいこと」と前向きに捉えた。

 「チャンスをもらった時に離さない準備をしたい。開幕ローテに入れたらそのまま走り抜けられるように。入れなくてもその次のカードとして準備しておきたい」。滝中は足元を見つめながら、開幕へと歩を進める。

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