第56回春季全国大会(3月26~31日・大田スタジアムほか)の東京都東支部予選・第21回大田区長杯が8日に開幕する。過去10年、7度決勝で対戦している東京城南ボーイズと志村ボーイズが1回戦(11日)でいきなり激突する。

春14度・夏12度出場の東京城南と春15度・夏17度、1986年夏から3季連続全国大会優勝の志村。支部をけん引してきた両雄が意地とプライドを懸けてぶつかる。

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 荒川の河川敷にあるグラウンドで、この季節特有の北風を受けながら志村ナインは元気に白球を追っている。「脚を使え」「一つ一つ丁寧に」。就任18年目を迎えたチーム1期生・佐藤稔監督(58)の甲高い声が、選手のやる気に拍車をかけている。

 モットーは「全員野球」だ。「いつも通りバランスは取れています。ただ、うちは城南さんのようにズバ抜けた選手はいません。1対1じゃなく、9対9。皆で戦うのです」と佐藤監督。個々の練習に加え、ランナーを置いた実戦形式の守備練習に時間を割く。

 投手陣はMAX130キロに迫る右腕・倉持副主将はじめ8人がスタンバイ。

打線はつなげる意識のもと一丸となり、時にはビッグイニングを生み出す。旧チームからベンチ入りし、攻守の要でショートを守る吉永は「攻撃は強いですけど、守備のスキを突きたい」。また、腰痛で昨秋から戦列を離れていた木内が、今年に入り本職の捕手の練習を再開したのも大きい。

 強敵相手に幕が開く2026シーズン。「チームは雑草の集まりだけど、2年間築き上げてきた友情で、必ず花を咲かせます」。粋な言葉で締めくくった木内。2年連続16度目の全国へ。老舗・志村の魂が熱い。

 【志村ボーイズ・部員】※は主将

 ▽2年生 ※大武蒼斗、今井佑哉、遠藤平馬、緒方惣亮、加藤陸翔、河井翔亮、木内伶、京當幸治郎、倉持拓也、佐藤晴哉、竹田悠祐、津田凌空、戸津川隆洋、富永翔平、中尾友哉、仲里皇紀、西島拓翔、深澤来斗、保刈旋士、山口慧琉、山下怜弥、吉永章洋、渡邉晴輝

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