株式会社マイナビ(本社・東京)はこのほど、2027年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した「マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<社会問題・収入について>」の結果を発表した(有効回答数2151人=文系男子304人、文系女子872人、理系男子456人、理系女子519人。2025年11月28日~12月25日調査)。

 「興味のある社会問題」の回答のトップは「インフレ・物価上昇(28.3%増)」で、前年の15位から、10.1ポイント増と大きく順位を上げた。2位は、前年1位だった「少子化・働く女性支援(25.7%、前年比7.6ポイント減)」。

 また、今年から新たに設問に加えた「クマ問題」は7位にランクインした。男女別では、男子の1位の「インフレ・物価上昇(33.6%)」は、女子では12位(21.7%)。逆に、女子1位の「少子化・働く女性支援(32.2%)」は、男子では12位と、いずれも男女で差がみられた。調査担当者のマイナビキャリアリサーチラボ研究員・石田力氏は「男女で注目するテーマが異なるのは、身近に感じる社会課題や将来像の捉え方に違いがあることを示していると言えるでしょう。こうした社会問題への関心の高さは、就職活動の場でも企業理解を深める要素となり得ます」とコメントしている。

 円高や物価高の影響については「食費が上がった(54.0%、前年比2.0ポイント減)」が最多で、次いで「学食・生協の値段が上がった(32.7%、前年比0.1ポイント増)」、「交際(飲み会や外食・レジャー)を控えるようになった(16.7%、前年比2.8pt増)」と学生の懐事情に大きな打撃を与えているようだ。

 一方で、アルバイトによる1か月の平均収入は3万9017円(前年比1733円増)で、コロナ禍前の21年卒の水準(3万9473円)まで回復。また、男子は3万5209円(前年比2573円増)だったが、女子は4万1098円(前年比1958円増)で調査開始以来最高額。また、アルバイト代や親からの仕送りなどの収入のうち、1か月に自由に使える金額は、全体の平均で3万8051円(前年比3640円増)で、こちらも調査開始以来最高額となった。

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