日本バスケットボール協会(JBA)の島田慎二会長が3日、男子日本代表のトム・ホーバス氏(59)との契約終了、今後の強化体制に関する記者会見を都内で行った。

 男子日本代表の新監督に、B1琉球を率いる桶谷大氏(48)が就任すると発表した。

2日に契約終了を発表したトム・ホーバス氏の後任。アシスタントコーチに、B1三河のヘッド-コーチ、ライアン・リッチマン氏、米国NBAで指導経験のある吉本泰輔氏が就任する。

 26日と3月1日に27年W杯アジア予選の中国戦、韓国戦(ともに沖縄)を控える。このタイミングでの人事について、島田会長は「1試合でも多く、新しい体制でゲームを作り上げることが、チームとして良いのではないか。その2試合だけではなく、決めた以上は、少しでも新体制で多くのゲームをする。ここで踏み切ることが良いという判断をいたしました」と話した。

 契約終了の経緯については、下記のように説明した。パリ五輪終了後、ホーバス氏の体制で28年ロサンゼルス五輪へ向けて再出発。その後、昨年3月に「JBAとして代表強化の在り方などを整理し、ガバナンスを明確化することを目標に、昨年10月以降の体制を変更することも決めております。12年先を見据えた長期方針も進めて参りました」。

 今後のJBAの方針に関して今年1月にホーバス氏に説明したが、「そこで双方の考えに相違がありました」。JBA内で対応し議論したが「確固たる信念を持ち、実績を持つホーバス氏に、方針の修正をお願いすることは、ホーバス氏のコーチとしての本質に対して、一定の変革を強いる部分もあり、ここまで実績のあるホーバス氏にリスペクトに欠けているのでは無いかという判断。

そこで契約終了の判断をいたしました」とした。

 ホーバス氏は17年から女子日本代表を率い、日本人選手の性格や特徴までも熟知した指導で21年東京五輪で銀メダル獲得に導いた。同年9月に男子日本代表監督へ転身。23年の日本、フィリピン、インドネシア3か国共催W杯でアジア最上位に入り、24年パリ五輪の出場権を自力で獲得する、48年ぶりの快挙を成し遂げた。

 続投が発表された24年11月には八村塁(レイカーズ)がコーチ人事に関して「男子のことを分かっている、プロとしてもコーチをやっていたことがある、そういう人になってほしかった。残念」と発言し騒動に発展する一幕もあった。

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