巨人の阿部慎之助監督(46)が3日、日本ハムから現役ドラフトで加入した松浦慶斗投手(22)に新フォークのススメを説いた。

 1軍宮崎キャンプのブルペンで投球中の左腕に歩み寄り「フォークで空振り取れる?」と質問。

相手や状況によってチェンジアップとフォークを投げ分ける松浦は「チェンジの方が思うところに投げられます」と答えた。そこでフォーク改良の取り組みが始まった。

 指揮官は「握りを浅くしてみたら?」と助言。「結構ガッツリ(指を開いて)握っていたから。試して投げてみて、ってお願いして」と背中を押した。すると、これまでスライダー気味に落ちていた軌道が、反対のシュート気味に鋭くスッと沈む軌道に変わり、低めへの制球力もアップした。

 新たな発見に松浦は目を輝かせた。「投げてみて球速も上がっている感じがした。今までフォークであまり空振り取れなかったのですが、空振りも取れるかなっていうのはありました。アベフォークですね」とうれしそうに手応えを口にした。指2本分ほど握りを浅く改良したフォークが新兵器になるかもしれない。

 プロ通算6登板で0勝。

新天地では先発候補の一人に挙がる。キャンプ初日から個別練習も含めて3日連続ブルペンに入り、計200球以上投げ込んだ。昨年は日本ハムから現役ドラフトで加入した田中瑛が、移籍前まで1軍通算10登板だったが、中継ぎで62登板と一気に大ブレイク。新たな「現ドラの星」を目指す松浦にも計り知れない伸びしろがある。(片岡 優帆)

 〇…巨人は3日間のキャンプ第1クールが終了。1軍は42人中、松浦を含め14人が新戦力で活気があり、阿部監督は「みんないい練習ができた」と総括した。若手と同じフルメニューを消化した丸、坂本については「動きはすごく良かった。ベテランが張り切ってやってくれてるのはうれしいので。けがしなかったことが一番」と評価した。

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