ヤクルトの育成外野手・モンテルが4日、池山隆寛監督から打撃の直接指導を受け「開幕までに支配下登録を」と誓った。
「モンテル、持ってる!」。
指揮官の元気な声に乗せられて、モンテルがフリー打撃でサク越えを連発した。直前のティー打撃では池山監督がバットを持って大きく構えるようアドバイス。“ブンブン丸”の異名を取った池山監督の現役時代をほうふつとさせるフルスイングを繰り返した。西武で過ごした昨季までは俊足を生かして出塁しようとする思いが強いあまり、当てにいこうとして振りが小さくなったが、このキャンプでは187センチ、87キロの体を生かした大きなスイングを意識している。「これまでは当てにいくという感覚がありましたが、池山さんはもっと振っていけと言ってくださるので本当にやりやすい」と声を弾ませた。池山監督の現役時代の動画を見たことがあるそうで「すっごいブンブンでしたね。名の通り」と笑った。
昨季、西武から戦力外通告を受け、ヤクルトと育成契約を結んだ。2軍監督で西武と対戦した時、モンテルを高く評価していたのが池山監督だった。モンテルがセンターに入ったシートノックをネット裏のスタンドで見つめながら「センターの守りなんか抜群だった。足も速いし、抜けたという当たりも捕られていた。相手ながら素晴らしいものがあった」と回想した。
高い身体能力を生かせば打力も伸びるとみる。「1回、戦力外になっているので失うものはないと思う。新天地で化けてほしい」と期待する。
外野陣はサンタナが昨季、右肘の手術を受け、塩見も左膝の故障から復帰途上にあるなどやや手薄。モンテルが食い込む余地は十分にある。1軍キャンプに参加している外野手5人中、育成はモンテルだけ。「開幕までに支配下登録されて開幕1軍、レギュラーを取りにいきたい」。背番号を2ケタ以下にして“ブンブン丸2世”を襲名する。(秋本 正己)
◆日隈モンテル(ひぐま・もんてる)登録名はモンテル。2000年3月18日、沖縄県生まれ。25歳。金光大阪からOBC高島、琉球ブルーオーシャンズ、四国IL・徳島を経て22年育成ドラフト2位で西武入り。
25年5月7日に支配下契約を結ぶも1軍通算12試合で打率9分1厘。同年オフに戦力外通告を受け、12月にヤクルトと育成選手契約を結んだ。兄は元ヤクルト投手のジュリアス氏。187センチ、88キロ。右投右打。背番号024。推定年俸470万円。