演歌歌手の山川豊が4日、都内でデビュー45周年のキックオフコンサートを行った。

 1981年2月5日に「函館本線」でデビュー。

ワンマンコンサートは実に10年ぶりで、この日発売した新曲の「駅」や「アメリカ橋」など全24曲を披露した。

 山川は24年1月にステージ4の肺がんであることを公表。脳や脊髄にも転移がみられているとしていたが、病と闘いながら迎えた45周年に「2年前はここに立てるとは正直思っていなかった。医療の進化、そしてたくさんの方の温かいご支援でこうやって45周年を迎えることができました」と感謝した。

 現在は抗がん剤治療を続けながら月に1度のペースで検査に通っている。「今月は脳の検査をやって、お薬の関係で血液検査や胸のレントゲンを撮る。副作用で一番大変なのが間質性肺炎になりやすい。それで(ケアをしながら)2年やって参りました」と説明し「いろいろと副作用はありますけど、ステージに立てるだけでも少々の痛み、つらさはすぐに消えます。舞台に立っていると。ここが私の場所だと認識しました」と感慨深げに話した。

 主立った副作用としては「発疹に2年悩まされてます。手と足、おしりに発疹が出て、一時は抗がん剤を中断したほど」という。

「あとは内出血があちこちに出てくる。口内炎はきょうは2つできていますが、2つぐらいは平気。最高6個できました。それでも『食べなきゃいけない』が頭にあるからよく食べますね」と語った。

 副作用で最もつらいのは「味覚障害の一種なのか、口の中が痰(たん)も唾液も塩だらけで喉にひっかかる」こと。「ステージで水を飲んだことがないのがポリシーで来ましたから。飲みたいときは袖に入ってから飲みます」と努力の跡をのぞかせた。

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