巨人の阿部慎之助監督(46)とスポーツ報知評論家の掛布雅之氏(70)がキャンプ地の宮崎でスペシャル対談を行い、チーム構想を熱く語り合った。阿部監督は「勝ちにいくのと若手を育てるのと、その両方にチャレンジしたい」と「勝利と育成」の両立を目指し、近未来の土台作りに挑戦する覚悟を示した。

(取材・構成=島尾浩一郎、片岡優帆)

 掛布氏(以下、掛)「今年は勝負をかけないといけないシーズンでありながら、ある程度我慢して若い選手の成長も考えながら、土台を作らないといけない1年にもなるのですかね」

 阿部監督(以下、阿)「本当にその通りです。勝ちにいくのと若手を育てるのと、その両方をって相当難しいと思うんですけど、僕はそれにチャレンジしたいというのは、スタッフミーティングで全員の前でも言わせてもらいました」

 掛「岡本選手がメジャーに移籍した今年は、野手陣の顔ぶれはそう簡単に決まりそうにないですか」

 阿「そうですね。フラットな状態で始めると選手の前でも言ったので。全員にチャンスがある、過去の実績だとかは関係ないと。今年からだって言ったので」

 掛「常勝巨人という重いものを背負って、それを意識しながら土台を作る。とてつもない難しいシーズンになりますね。でも、やりがいというか、将来に向けて非常に大きなものを残せる可能性はありますよね」

 阿「難しいことにあえて挑戦していくつもりです。さっき土台を作るとおっしゃっていただいた、まさしくその通りですね。近未来のジャイアンツの土台を作るというのは自分の念頭に置いてやっていきます」

 掛「チャンスはいっぱい与えるということですね。それをつかむかつかまないかってことですね」

 阿「そうです。あとは本人次第ですので」

 掛「打順ですけど、4番は誰かまだ決め切れていないと思うんですけど、何人か候補はいますか」

 阿「正直、まだハテナですかね。4番を誰に打たそうと悩むのがこんなに悩むことなのかっていうのは感じています。

候補はいますけど、キャンプ、オープン戦の状態を見て決めていこうかなと思っています」

 掛「そうなると3月27日の阪神との開幕戦、野手の布陣は結構、直前にならないと見えてこないですか」

 阿「そうですね。今は、どういう布陣になってるか想像すらできないです」

 掛「今年は巨人の大きな土台を作る1年になりますね。そして、最後には阪神と激しい優勝争いをしてもらえたら。東西の雄が優勝争いをするのがファンが一番喜ぶと思いますし、そういう優勝争いがチーム力を上げると思いますので」

 阿「ありがとうございます。そうなれるように頑張ります」

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