タイガースは4日(日本時間5日)、オールスターに3度選出され、1968年のワールドシリーズMVPに輝いたミッキー・ロリッチ氏が今朝亡くなったと発表した。85歳だった。

 ロリッチ氏は1963年にデビューし、翌年からタイガースの先発の柱として活躍。12年連続2桁勝利、1971年には25勝をマークしてア・リーグの最多勝も獲得するなど1979年パドレスを最後に引退するまで通算217勝191敗、2832奪三振、3638回1/3を投げ防御率3・44の数字を刻んだ。

 中でも球史に名前を残したのが1968年カージナルスとのワールドシリーズだ。ロリッチ氏は第2戦、第5戦で完投勝ちをすると、3勝3敗で迎えた第7戦に中2日で先発。相手投手はそこまでワールドシリーズ7連勝していた後に殿堂入りを果たすボブ・ギブソンだった。ともに6回まで無失点の投手戦を演じていたが、タイガースが7回に3点を先取、ロリッチ氏は9回に1点を許すも3試合連続完投勝利でチームに1945年以来のワールドチャンピオンの栄光をもたらせた。3試合の内容は20安打6四球でわずか5失点(防御率1・67)に抑え、21奪三振を記録した。

 ロリッチ氏は1976年メッツに移籍し、同年終了後引退を表明したものの1978年、パドレスで復帰し、79年限りで正式にユニホームを脱いだ。

 1982年、ミシガン州スポーツ殿堂入りを果たし、2022年にはクロアチア系アメリカ人スポーツ殿堂入りを果たしたものの、米野球殿堂入りはしていない。また、現役中に着け続けた背番号29はまだタイガースの永久欠番になっていない。

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