横浜FMは5日、神奈川・横須賀市内で明治安田J1百年構想リーグ開幕・町田戦(6日・日産スタジアム)に向けて一部のみを公開して前日練習を行った。

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 全体練習開始前の円陣。

輪の中心に立った大島監督は、選手、スタッフに向けて言葉をかけた。

 「どんなことがあっても、一つになって戦っていこう」

 昨季途中からチームの指揮を執り、監督として初めて迎える開幕戦を前に、伝えたのは「一体感」の重要性だった。

 練習後の取材で真意を聞くと、指揮官は「自分たちがどうやって、なんでこの場に、明日の試合を迎えられるかっていうのはもう一回、やっぱり思い出さなきゃいけないと思いますし、そういうチームとしての姿は、もう当たり前のこととしてなってなきゃいけない。じゃないと厳しいシーズンを戦い抜けはしないだろうなっていう思いで(言葉を)かけました」と説明。チーム全員が束となり、死に物狂いで残留を勝ち取った戦いを、まずはベースにするとした。

 チャレンジャー精神も忘れない。横浜FMは、15位と苦しんだ昨季のJ1リーグでは開幕・新潟戦で1―1で引き分けるなど、開幕4戦未勝利で苦戦したこともあり、昨年までのJ1とは異なる大会ではあるが、ホームでは17年の浦和戦(3〇2)以来、9年ぶりとなる“開幕白星発進”を決めたいところ。昨季6位だった相手との一戦に向けて、指揮官は「自分たちはあくまで、何とか残留を勝ち取ったチャレンジャーだという謙虚な気持ちと、チームのために、一人一人のプライドを懸けて、ひた向きにアグレッシブに戦うっていう、本当にそれを出し切れるかどうかっていうところが一番大事かなと思っています」と決意。名門クラブの復権を懸けた、新たな戦いが幕を開ける。(後藤 亮太)

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