【リビーニョ(イタリア)4日=宮下 京香】ミラノ・コルティナ五輪(6日開幕)のスノーボード女子ビッグエア(予選=日本時間9日未明、決勝=同10日未明)で、22年北京五輪銅メダルの村瀬心椛(ここも、21)=TOKIOインカラミ=がスノーボード日本女子初の五輪金メダルに挑む。4日は会場で公式練習に臨み、「自分の技を出し切って金メダルを取りたい」と力強く誓った。

3大会連続の岩渕麗楽(れいら、24)=バートン=、深田茉莉(18)=ヤマゼン=ら強力布陣で、日本女子初の表彰台独占も狙いに行く。

 絶好調のエースが勢いをそのままぶつける。雪の調整で3時間にも及んだ公式練習で最後の1本まで滑り込んだ村瀬は、充実の笑みだ。2度目の五輪へ「いい練習ができた。気持ち的には絶好調。技を出し切って金メダルを取って日本に帰りたい」。スノーボードの日本女子初の五輪制覇、2大会連続メダルを誓った。

 五輪イヤーに入り、ギアが上がっている。昨年12月の今季W杯開幕から2戦は6位にとどまったが、年明けのW杯から冬季Xゲームまで2勝を含む全4戦で表彰台に上がった。Xゲーム・ビッグエア(BA)では世界初の超大技「バックサイド(BS)トリプルコーク(TC)1620(斜め軸3回転、横4回転半)」に成功し、圧巻のV。「自分に重圧をかけていたが、表彰台に乗れるようになって、気分も上がっていった」と好調で勝負の地に入った。

 この日は8日(日本時間9日)の予選、9日(同10日)の本番と同じナイター練習。

雪が降り続き雪面が柔らかくなって助走速度は出にくい。通常より小さいキッカー(ジャンプ台)と感じる選手が多く、高回転技には難しい状況。それでも後方に転んでも「余裕!」とサムアップ。果敢にフロントサイド(つま先側に回転)の技で自身最高難度の横4回転技にトライし、感触を確かめ「小さいキッカーで試せたのは大きい。自信がついた」。条件が合えば「飛距離を出せたらシックス(BS・TC1620)も」と切り札を五輪初披露するプランも掲げた。

 北京五輪では、冬季五輪の日本女子最年少17歳で銅メダル。大舞台の反響も肌で感じ「五輪は人生」と大事にしてきた。コロナ禍で閉鎖的な開催だった前回とは違い、今大会は観客も入る。「すごい楽しみ」と村瀬。日本女子初の表彰台独占も狙える強力布陣。エースが攻めの姿勢で引っ張る。

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