歌舞伎俳優の中村勘九郎が5日、歌舞伎座「猿若祭五月大歌舞伎」(26日千秋楽)の夜の部「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき) 陣門・組打」で馬から落馬するアクシデントがあった。

  馬に乗って、花道の鳥屋から颯爽(さっそう)と登場する場面。

目撃した観客によると、馬に乗った熊谷次郎直実役の勘九郎は勢い余って前方につんのめる形で落馬。花道で受け身を取る形で着地して客席には落ちなかった。その瞬間、劇場内は静まりかえったが、勘九郎は馬を引いて舞台上手(かみて)へ移動。再び上手から馬に乗って登場して波間を駆け抜けた。その後は何事もなかったように演じきった。

 次の演目「雨乞狐(あまごいぎつね)」も、普段と変わらぬ跳躍力で、キレのある動きを披露。客席は拍手に包まれた。

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