◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード(5日・リビーニョ・スノーパーク) 

 【リビーニョ(イタリア)5日=宮下京香】6日(日本時間7日未明)の開会式に先立ち、スノーボード男子ビッグエア(BA)の予選が行われ、荻原大翔(ひろと、20)=TOKIOインカラミ=は合計178・50点で首位、木村葵来(きら、21)=ムラサキスポーツ=は合計173・25点で3位、長谷川帝勝(たいが、20)=TOKIOインカラミ=は合計172・25点の5位、木俣椋真(23)=ヤマゼン=が合計164・75点の10位で上位12人に入り、7日(日本時間8日未明)の決勝に進んだ。

 長谷川の勝負強さが際立った。

2回目に転倒したが、後がない3回目に87・25点の高得点をマーク。「(3本目は)冷静だった。今まで積み上げてきた技なので、心配はなく、2回目の反省を生かして。見ている人の方がドキドキしたかな」と笑顔で話した。

 21~22年シーズン後半からスロープスタイル(SS)、22~23年シーズンからBAのW杯に参戦。22年北京五輪は左足首骨折の影響で出られなかったが、23年の世界選手権BAで日本人初の金メダル獲得。同年9月には世界最高難度の大技で5回転半する「1980」を世界で初めて4方向全てで成功して世界に名をとどろかせ、25年1月のXゲームBAではキャブ(利き足と逆脚を前に反対の足を前に体の前側に回るスピン)は6回転する2160を決めるなど、グングン進化を遂げてきた。

 同種目日本勢初の表彰台へ、決勝も勢いを落とさずに滑りきる。

 ◆長谷川 帝勝(はせがわ・たいが)2005年10月23日、愛知・岩倉市生まれ。20歳。

 ▽競技歴 4歳でスノーボードを始め、岩倉南小5年時に全日本スノーボード選手権ジュニアの部でスロープスタイル(SS)3位。21年3月の世界ジュニア選手権はビッグエア(BA)優勝、SS6位。

23年3月の世界選手権で日本人初の金メダルを獲得。24年W杯第1戦スイス大会BA優勝、25年W杯第3戦オーストリア大会BA優勝。

 ▽大技に世界初成功 23年9月に世界最高難度の大技1980(5回転半)を世界で初めて4方向全て成功させ、大きな注目を集めた。

 ▽おしゃれ好き 「朝の30分は、どの服を着ようかなっていう時間に費やします」。遠征の荷物も重量オーバーになる「ギリギリを攻めます」

 ▽ライバル 05年生まれの同学年で、25年に史上初のバックサイド2340(6回転半)を成功させた荻原大翔は長年のライバル。小学4年生の頃から切磋琢磨(せっさたくま)してきた存在で、長谷川は「ミラノ・コルティナ五輪は俺が主役になってやる」と力強く宣言していた。

 ▽サイズ 159センチ、60キロ。

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