「KERA」こと劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチの戯曲を様々な演出家が手掛けるプロジェクト「KERA CROSS」の最新作「シャープさんフラットさん」が6~7月に東京・新宿区の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAなどで上演されることが6日、発表された。

 第7弾となる今回は演劇コントユニット「ジョビジョバ」のリーダーで、演出家・脚本家・俳優としても活躍するマギーが演出を担当。

「世の中の価値観から半音ズレてしまった人=シャープさん・フラットさん」が織りなす「笑い」への執念と、その先にある「狂気」を描く。元々はKERAが率いる「ナイロン100℃」の結成15周年記念公演として2008年に上演された作品で、KERAの半自伝的戯曲としても知られている。

 KERAの”分身”でもある主人公の劇作家・辻煙(つじ・けむり)を演じるのは俳優・柄本時生。バブル経済が崩壊へ向かい始める1990年代初頭、笑いを作ることに人生を賭けていたが、あるトラブルをきっかけにサナトリウムに逃げ込むことに。恋人やサナトリウムで暮らす元芸人、さらには幻想の中に登場する父親と交流することで、悲劇を喜劇に変換してきた生きざまが浮かび上がる。

 共演は高梨臨安達祐実田中俊介トリンドル玲奈ら。東京公演の後は名古屋(Niterra日本特殊陶業市民会館ビレッジホール)、大阪(サンケイホールブリーゼ)でも上演される。

編集部おすすめ