巨人のドラフト1位・竹丸和幸投手(23)=鷺宮製作所=が6日、実戦形式デビュー登板に向けて直球主体の勝負を予告した。宮崎キャンプ第2クール3日目となる7日にライブBPで初登板する見込み。

「まずは真っすぐ」と最速152キロを誇る自慢の球で“現在地”を確認する。同じくキャンプ1軍スタートの同2位・田和廉投手(22)=早大=、同3位・山城京平投手(22)=亜大=もマウンドに上がる予定だ。即戦力の期待がかかるルーキーズが、本格的にベールを脱ぐ。

 脱力したフォームから一気にギアを入れた。当初の「ラスト1球」に納得いかず、竹丸は直球を“おかわり”。気持ちを入れた快速球は捕手・大城の構えたミットに寸分たがわずに吸い込まれた。背中側から阿部監督が熱視線を注ぐ中での御前ブルペン。計49球、後半は実戦を意識したクイックモーションで締めた。

 7日に行われる実戦形式の打撃練習で登板が見込まれる最速152キロ左腕。キャンプインから1週間、即戦力投手としてまず第一歩を踏み出す。コンディション面もここまでは順調。「対バッターに投げるのが久々なのでしっかり腕を振って投げるだけだなと思います」と昨年11月6日の社会人日本選手権2回戦・ホンダ熊本戦(京セラD)以来となる打者への投球で力試しする。

 真っ向勝負がテーマの一つ。ライブBPでは「まずは真っすぐ。そこからですね」と直球主体で攻めることを予告した。「直球が結構、力感なくピュッとくるイメージでした」と初めてドラ1の球を受けた大城が語ったように、ノビのある球筋が本来の持ち味。チェンジアップ、スライダー、カーブ、カットボールも操るが、まずは自慢の球がどこまで通用するかを確かめる。

 練習後はサンマリン宮崎で同期の田和、山城と初めてトークショーに出席。ステージ上からG党へ「日本一に貢献できる選手になりたい。1年目から活躍できるように頑張ります」と声高らかに言った。杉内投手チーフコーチも「打者にどういう球を投げるのか。結果どうこうは関係ない。若々しくいってくれればいい」と背中を押した。7日の球数は20球前後の見込み。

「やってみないと分からない。しっかりストライクを投げて確かめたいと思います」。開幕ローテ候補にも挙がるルーキーは一切の迷いなく打者と対峙(たいじ)する。(堀内 啓太)

 【村田真一Point】 竹丸に望むことは打たれてもええから、プロの打者が自分の真っすぐに対してどんな反応をするか体感してほしいよね。この時期やから打者は変化球にまだ慣れていないし、抑える可能性が高い。だから結果じゃなくて、真っすぐを中心に堂々と投げ込んでいってほしい。そうすればフォームを含めて今後の課題が分かるし、自分の真っすぐの今のレベルも分かる。実りある初実戦になることを祈るよ。(スポーツ報知評論家・村田 真一)

 ◆近年の巨人ドラ1投手の初実戦形式

 ▽菅野智之 13年2月13日の沖縄2次キャンプ初日にフリー打撃に初登板。大田、藤村を相手に36球を投げ安打性3本。最速145キロでカーブ、カットボール、ワンシームなどを織り交ぜバットも折った。

 ▽大勢 22年1月下旬に新型コロナウイルス陽性判定を受けキャンプ3軍スタート。

3月1日、東京Dでシート打撃に初登板し、最速152キロを計測。フォークも交え打者4人に1安打1奪三振と好投した。

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