歌手・西城秀樹さん(2018死去、享年63)の長男で歌手、俳優の木本慎之介(23)が7日、東京・北千住のシアター1010で舞台「ReAnimation~THE ORIGIN」開幕前に公開リハーサルと囲み取材を行った。

 客席奥までよく通るセリフの声。

整った華やかな容姿は、登場するだけで見る者の視線を引きつける。芝居、歌、ギターに舞台デビューと思えない存在感。伸びしろの塊のような若者だ。

 初舞台でしかも主役。プレッシャーとも闘う。「正直、僕に主役がつとまるのかと思った。でもたとえ失敗したとしても何事も挑戦することが大事だと思ったので」と話す。しかし、けいこ初日、ショックを受けた。「台本を読むにも、共演者は皆、感情を込めながらされているのに、自分だけセリフの字を読んでいる感じで。悔しくて」。

 味わったことのない屈辱感をバネにした。すぐに大量のセリフを完ぺきに頭に叩き込み、役として動けるようにした。

そこから演じることが面白く思えてきたという。「父親が偉大なのは分かっています。比較されるのも嫌ではありません」と宿命は覚悟の上だ。

 今作は事故で「魂だけの存在」になったバンドマンたちが、大事にしてきた楽器に思いを宿し、音楽に再び向き合っていくファンタジー。木本は再結成に向けて奔走し、もがく主人公を演じている。

 ◆木本 慎之介(きもと・しんのすけ) 2003年9月1日、神奈川県生まれ。23歳。幼少時から高2までサッカー打ち込む。真剣にプロを目指すも大きなけがで断念。父親が有名歌手だと理解したのは高校時代。亡き父の歌に触れる中で芸能界入りの意思を固める。西城さんの代表曲のひとつ「ブルースカイ ブルー」を国内外のTVでも熱唱。

動画配信もされ、秀でた歌唱力が話題を呼んでいる。

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