◆明治安田J1百年構想リーグ▽第1節 千葉0―2浦和(7日・フクダ電子アリーナ)

 浦和のFW肥田野蓮治が、クラブ27年ぶりとなる新人の開幕戦先発で今季初ゴールを決めた。1点リードの前半12分、左サイドを突破したMF松尾佑介が放ったシュートのこぼれ球を、左足で押し込み追加点。

「ゴール自体はラッキーな感じですけど、(味方の)シュートに詰めることはずっと意識していたので。いいゴールが取れたと思います」とうなずいた。

 桐蔭横浜大からの特別指定でJリーグデビューした昨年11月30日の岡山戦で、Jリーグ初ゴールを挙げた肥田野。その試合以来の公式戦で、“2戦2発”。さらに昨年は得意とする右ウィングでの起用だったが、この日は1トップで相手DFから激しいチャージも受けながら、必死に体も張って役割を全う。「元々そういう(ボールを収めるプレー)のは、苦手。あまりうまくない分、必死さでカバーしました」と笑った。

 Jリーグ屈指のビッグクラブ・浦和では、特に前線はかつての興梠慎三のように日本代表クラスや、実力ある外国人選手がFWの軸をつとめるシーズンが多かった。だからこそ、1997年の永井雄一郎、99年の盛田剛平以来、新人が開幕戦で先発に選ばれることがなかった。それでも肥田野は今季、18年ロシアW杯にも出場した元スウェーデン代表FWキーセテリンらとポジションを争い、キャンプからのアピールで27年ぶりの開幕戦先発をつかんだ。「すごくいい選手、タレントがそろっていますけど、自分は負けるつもりは全然ない」と言い切った肥田野。恐れを知らないルーキーが、開幕戦でまず大きなインパクトと白星をチームにもたらした。

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