J2北海道コンサドーレ札幌は8日、今季開幕のアウェー・いわき戦に臨む。昨季限りで新潟を契約満了となり10年ぶりに復帰したMF堀米悠斗(31)は、サッカーを続ける環境を与えてくれた感謝の思いを胸に、先発舞台で死力を尽くす。

 10年ぶりに着る赤黒のユニホームに、堀米悠は気持ちの高ぶりを抑えられなかった。熊本・大津町でのキャンプ最終日となった7日、「1年前はこのユニホームを着るとは想像もしていなかった」と笑いつつも「チームがやってることに充実感があるし、個人としてもすごく順調に来ている。いやあ、開幕が楽しみですね」と心待ちにした。

 昨季限りで新潟を契約満了となった。移籍先が決まらなかった間、「30歳を過ぎて満了になると移籍は厳しい。サッカーができなくなることもよぎった」と最悪のシナリオを思い描いたこともあった。その中で届いた札幌からのオファーに感謝の思いは尽きない。「だからこそ、今、すごい幸せに感じている。札幌に対してちゃんと恩返しをしないといけない」。改めて、思いを強くした。

 沖縄から続いた約1か月のキャンプで、姿勢はしっかり示してきた。声を出し、周囲を鼓舞し、全力でボールを追い続けた。

若手には手本となり、年上の選手にもゲキを飛ばし、潤滑油となってきた。大きなプラスを与えてきたのは確かだが「まだまだやらなきゃいけないし、もっとチームに対して要求しないといけないのも分かっている」と意欲は尽きない。札幌を強くするため、できる役割は全て果たしていく。

 いわき戦では左サイドバックでのスタメンが濃厚。生まれ故郷の「大好きな」札幌に戻り、堀米悠が目指すものはただ一つ。「結果で示すしかないので、僕は。勝つだけです」。一つでも多くの喜びをファンサポーターに捧げるための日々が、きょう、幕を開ける。(砂田 秀人)

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