◇プロボクシング▼日本バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ10回戦 △梅津 奨利(引き分け)富施 郁哉△(7日・後楽園ホール)

 日本バンタム級チャンピオン・梅津奨利(27)=三谷大和スポーツ=が引き分けで初防衛に成功した。同級1位・富施郁哉(27)=ワタナベ=とのV1戦は、お互い最後まで手を休めず打ち合いゴング。

ジャッジの採点は96―94で梅津、96―94で富施、そして最後は95―95。三者三様でドローとなり、決着はつかないものの、チャンピオンの梅津が防衛に成功する形となった。

 何とかベルトを守ることに成功した梅津は「初防衛戦ではあるが、挑戦者の気持ちで挑んだ。とりあえず、ホッとしている」と胸をなで下ろした。初回、いきなり挑戦者の左ストレートを受けた。リーチに勝る富施は遠い距離での戦いを挑んできたが、徹底して接近。体をくっつけ相手との距離をつぶし、手数で勝負した。V1戦の会場には250人を超える大応援団が駆けつけた。チャンスの時も、ピンチの時も「応援団の声がすごく力になった」と感謝した。

 昨年10月、敵地の大阪に乗り込み元WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王者の大橋哲朗(真正)と王座決定戦を行い4回TKO勝ちした。元日本、東洋太平洋スーパーフェザー級王者の三谷大和会長のジムから初のチャンピオン誕生となった。期待も大きい第1号チャンプは「この内容では大きなことは言えませんが、次はもう少し考えて試合に臨みたい」と次戦はきっちり勝利しての防衛を約束した。

 戦績は梅津が13勝(9KO)1敗3分け、富施は17勝(4KO)4敗1分け。

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