◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ10回戦 ●村田昴(0―3判定)ガブリエル・サンティシマ〇(7日、東京・後楽園ホール)

 WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王者・村田昴(29)=帝拳=が挑戦者の同級11位ガブリエル・サンティシマ(21)=フィリピン=に0―3の判定で敗れ、3度目の防衛に失敗。デビュー以来連続KO勝利は10でストップし、戦績は10勝(10KO)1敗となった。

サンティシマの戦績は10勝(7KO)1敗1分け。

 サウスポー同士の一戦。村田は立ち上がりこそサンティシマの左ストレートに苦しんだが、3回から右ジャブを起点に上下に打ち分けて攻勢に出た。6回、さらにテンポを上げて左右ボディーから仕留めにかかったが、6回終了間際にサンティシマにカウンターの左ショートを食らいダウン。7回もダメージが抜けきらず、最終10回は逃げるサンティシマにプレスを強めたが、仕留められず。ジャッジの採点は2者が96―93、1者が97―92でいずれもサンティシマを支持した。村田は試合後、大事をとって検査のために病院へ向かった。

 村田は世界ランキングでWBA・WBC7位、WBO10位、IBF14位につける。同階級の世界4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=は、5月に前WBC&IBF世界バンタム級王者・中谷潤人(28)=M・T=と対戦する予定。井上はその後、年内にも5階級制覇を目指しフェザー級に転向する可能性があり、スーパーバンタム級戦線は大きく変動しそうな1年となる。村田は6日の前日計量後に「世界に向けて、今年は大事な年だなと思っている。今年は階級的にもベルトが動くと思う。

そこで取り残されないように、自分がしっかり先頭を行く気持ちでやっていきたい」と話していたが、昨年5月に元IBF世界同級王者・小国以載(角海老宝石)を6回TKOで下したV2戦以来9か月ぶりのリングで思わぬ足踏みを強いられた。

 所属ジムの浜田剛史代表(65)は試合後、「6回に倒しきると思っていた。相手はボディーも効いていたし、相手からすると(6回は)ただ守るだけのパンチが当たってしまった。あの状態で一発が効くとは思っていなかった。8、9、10回はもっといけるかと思ったが、思ったようにいけなかったのが敗因ですかね。反省の残る試合だった」と振り返った。

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