◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 団体(7日、ミラノ・アイススケートアリーナ)

 【ミラノ(イタリア)7日=大谷翔太】日本男子のエース、鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が2度目の五輪で魅せた。予選最終種目の男子ショートプログラム(SP)で、108・67点で1位。

自己ベストに0・10点に迫り、世界王者のマリニン(米国)に勝利。チームとしてトップのライバル米国に1点差の2位に迫り、決勝に進んだ。

 SPは「I wish」。冒頭の4回転―3回転トウループの連続ジャンプで出来栄え点(GOE)4・07点を引き出すと、続く4回転サルコーでも3・74点の加点。後半のトリプルアクセルも成功させ、パーフェクト演技。両手でガッツポーズ、チーム席に咆哮、何度も拳を突き上げた。「緊張感がありながら、ミラノのお客さんとチーム・ジャパンの応援で全て吹き飛んだ。本当に力になったし、一気に楽しめた」と破顔した。

 見せ場はステップシークエンス。ジャッジ席とは反対サイドの客席に視線を向け、両手で手拍子をあおった。「もう、盛り上げずにはいられないよな、という感じで」と鍵山。「こういう舞台で、遊ばずにはいられなかった」。

アップテンポな曲調と軽やかなステップ、観衆の熱狂のマリアージュ。2分40秒間のまさに“鍵山劇場”を演出した。

 最大のライバルである米国に勝利。史上初の金メダル獲得に向け、チーム・ジャパンは最高の雰囲気で決勝に臨む。前回北京五輪は銀メダルの日本。フリーは、佐藤駿(エームサービス・明大)が出場予定だ。鍵山は「今日、みなさんが『応援任せといて』と言ってくれたので。その分、これからフリーを滑る皆さんに、何倍にも返して応援したい」と、仲間にエールをおくった。

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