広島の栗林良吏投手が8日、宮崎・日南キャンプで5日ぶりにブルペン投球を行った。6日に腰の張りを訴え、別メニューで調整していた。

「そんなにひどくなく、なるべく早く復帰したいと思っていた。『競争』『競争』の中で後れを取るわけにいかない」と気温4・2℃という極寒の中で18球を投げ込んだ。

 この日のブルペンは、状態の確認が主なテーマで、石井投手コーチからも「焦らない」とクギを刺されていた。「投げると、どんどん投げたい気持ちも出てくる。ブルペンの最後も、石井さんに『確認だよ』と言われて、確かにそうだなと思って『次ラスト』と」。休日を挟んで日南最終クール初日の10日にブルペン投球を行い、段階を踏んで実戦形式へと入っていく。

 今季は、6年目にしてトヨタ自動車時代以来の先発に挑戦する。キャンプ初日にブルペンで60球、3日目にプロ入り後最多の110球を投じていた。「やっぱり疲労感はいつもと違う感じがありましたし、それを1クール目で経験できた」。今までと勝手が違うことばかりだが「ちょっと気持ちの弱さがでちゃったかな」と、離脱を反省した。

 通算134セーブという実績はあるが「開幕ローテ候補の一人」という立場。現状は「(競争の中で)一番後ろだと思っている」と受け止める。

ライバルたちは7日にシート打撃に登板し、自身の一歩先を行く。「だからこそ早く復帰したかった。距離は一番遠いけど、そこを詰めるために結果を出してアピールしていかないと。焦りもあるけど、結果を出すためにしっかり自分のやることをやっていければ」。別メニュー調整も2日だけ。ここから再び状態を上げていく。

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