中日・金丸夢斗投手(23)が8日、スケールアップした姿を披露した。沖縄・北谷キャンプで初めてシート打撃に登板。

22球で打者5人を無安打、2奪三振と圧倒した。最初に対戦した福永を一邪飛に仕留めると、最後の打者・尾田の投ゴロまでフェアグラウンドへの打球はなし。「直球もほとんど前に飛ばなかったし、いい感覚」と納得した。

 「寒かったし、出力よりも感覚」と余力を残しながら最速149キロ。課題克服にも手応えを得た。25年は初球から厳しい球を連発。決め球で“手詰まり”になったが「追い込むまで、真ん中付近でもファウルになる球質を」と、目指してきた投球を体現した。もう一つの弱点だったスライダーも「膨らむような軌道だったけど、打者の手前まで直球に見えるように」とオフに改良。木下から空振り三振を奪った。高知県内で合同自主トレを行った同じ左腕のカブス・今永らにも相談。リリース時の力の入れ方を変えて進化した。

 投球後には、OBの岩瀬仁紀氏からクイックモーションでの体の使い方について助言を受けた。

プロ1年目は防御率2・61で2勝6敗と白星に恵まれなかったが「これから、もっと出力を上げて」と圧倒的な投球を完成させるつもりだ。腰のリハビリから始まり、5月に1軍デビューした1年前とは見違える出来。「開幕からしっかり」と、すべてにおいて飛躍する。(安藤 理)

編集部おすすめ