巨人の戸郷翔征投手(25)が8日、プロ8年目の現在地を明かした。宮崎キャンプで3度目のブルペン入りして58球。
戸郷は体の使い方を模索しながら腕を振った。木の花ドームのブルペンで、山瀬を相手に1球1球、回転や球筋を確認しながら58球。キレのいい直球がコーナーに決まるシーンもあったが、自己採点は厳しかった。
「感触は悪くなかったんじゃないですかね。いい球もありましたけど、もっといい感覚をつかんでいかないといけないです」
昨季は開幕投手を務めたが不調で2度の2軍降格もあり8勝9敗、防御率4・14。今季はローテ入りが確約されていない立場で、危機感を隠そうとしない。
「今が、これからが勝負だと思いますし、オープン戦でも結果を出さなきゃローテを勝ち取れないと分かっています」
復活へのカギは右打者の外角ストレート。ボールの強さを求めすぎると、体はコンパクトに回らない。力感と鋭さの配分に神経を使う。
「今、試行錯誤しています。右の外角の入れ方っていうのは反復しないとできない。いい感覚は昨日もあった。続けていければいい」
捕手の後方では阿部監督が視線を送っていた。
「監督もいろんな話をしてくれる。(体の)入り方についてのアドバイスもくれますし『打者から見たらこう見えるよ』という話も。去年、監督の期待に応えられなかった分、しっかり応えたい。監督を胴上げしたいっていうのは変わらない」
隣のマウンドには新戦力の則本がいた。ハワード、田中将、ウィットリーと5人で並んで投球する一幕もあった。
「隣の球を見て刺激になるところもたくさんあった。変化球の精度も高いですし、見習うところばかりです。いい体の使い方ができているからいい球を投げられている。そこは必要なことかなと思います」
故郷・宮崎で自問自答を繰り返し、復活への光を探す。
「不安なところもありますけど、オープン戦でいい力感、いいバランスで投げたい。競争を意識しながら、1年間しっかり戦える体づくりをしていきたい」
悔しい気持ちはもう味わわない。戸郷が必死に、最適解を導き出そうとしている。(北村 優衣)










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