巨人の石塚裕惺内野手(19)が8日、阿部監督名物“強化ティー打撃”を今年初めて体験した。大股開きで地面すれすれの球を繰り返し打つ。

バットを振りきった体勢で重心を落とし、5秒間キープする地獄メニューに「うおー!」などと大声を上げながら約300球。悶絶(もんぜつ)しながらスイングの勢いは最後まで失わず「終わり方が微妙だったので、もうちょっと欲しかったです」と名残惜しそうに振り返った。

 強風のため、屋外で行う予定だった練習がなくなり、午後は個別練習のみに変更。石塚が木の花ドームで課題である送球の改善に取り組んでいると、阿部監督が登場した。指導し、練習終了かと思われたが「バット持ってこい」と一言。石塚は「さすがにバッティングまでいくと思っていなかった」と苦笑いしながらも「すごくありがたい」と感謝した。5秒どころか10秒近くも打ち終わりで姿勢をキープさせた時もあった指揮官だが「強化じゃない、サラン(=韓国語で愛の意味)だよ」と笑顔で語った。

 第2クールが終了。毎日午前7時半過ぎに球場入りし、10時間以上練習をこなす日々に「やりきっています。しっかり後悔ないようにできる準備はしたいなと思って、ずっと自主トレからやってきた。そこをぶれずに最後までできたら」。2年目の飛躍へ順調なスタートを切っている。

(臼井 恭香)

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