巨人は8日で1軍の春季宮崎キャンプ第2クールを終えた。朝の早出練習、全体練習、その後の個別練習と連日10時間前後の鍛錬。

充実の日々の中でチームに新たな風が吹いている。

 野手の早出練習の内容は、これまではコーチが指示していた。守備をやる選手、打撃をやる選手、トレーニングをやる選手と日替わりで指名して行ってきた。

 今年はそのやり方を変えて選手個々に任せる形を取っている。やらされる練習ではなく、自分に必要なことを考える自主性を重視。その結果、ほぼ全選手が自発的に「守備をやりたいです」「打撃をやりたいです」「トレーニングをやりたいです」とコーチ陣に要望し、早朝から高め合うように汗を流している。

 屋内の木の花ドームは午前6時半には照明がついて準備開始。日の出前、まだ真っ暗な午前7時前から動き出している選手もいる。

 阿部監督は第2クール初日の練習前、選手の前で「みんな素晴らしい準備をしてくれている。その準備の質を上げて継続してほしい」と呼びかけた。

 「全員にチャンスがある」と競争を掲げる新生・阿部巨人に浸透する積極的な姿勢。個々がレベルアップのために自分自身で考え、貪欲に取り組む練習の積み重ねがチーム力アップに直結していく。

(片岡 優帆)

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