近年成長目覚ましい若手歌舞伎俳優・中村鷹之資(たかのすけ、26)が9日都内で、4月に開催される欧州公演「女方ができるまで」に向けて意気込みを語った。

 鷹之資にとって初めての海外公演で仏パリ、伊ローマ、独ケルンの3都市で上演。

舞踊「藤娘」を披露するが、「女方」の芸術性にも焦点をあて、その姿が出来上がっていく過程も舞台上で紹介する。父で人間国宝だった中村富十郎さん(2011年没、享年81)もアズマカブキを始め、海外公演に積極的だった。

 「映画『国宝』などで歌舞伎が注目されている中での海外公演だけに責任重大。とにかく海外が好きだった、父は子守歌代わりに1時間、自分が海外に行ったときの話をしてくれていた。父も喜んでくれているだろうし、もし今も生きていたら一緒に付いて来たんじゃないかな」と話した。

 ヨーロッパでの松竹製作の歌舞伎イベントは、2018年に仏パリを中心に開催された「松竹大歌舞伎」以来、10年ぶりとなる。

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