WBC日本代表の阪神・佐藤輝明内野手(26)と阪神・掛布雅之OB会長(70)=スポーツ報知評論家=の新旧キング対談が、このほどキャンプ地の沖縄・宜野座で実現した。昨季、球団の生え抜き選手では1984年の掛布氏以来の本塁打王に輝いた輝が進化の理由、WBCへの思いなどをミスター・タイガースに激白した。

(取材・構成 島尾浩一郎、中野雄太)=後編=

―バットについて

掛布(以下、掛)「1年目、2年目はバットの形が決まっていませんと言っていたのを覚えているんだけど、今はバットの形などはこれだというのを決めている?」

佐藤輝(以下、輝)「ほぼ変えていないですね」

掛「1回、(23年のシーズン中に)森下のバットを借りて使っていたでしょ?」

輝「ずっとそれからその(形の)バットです。ちょっと長くしたりというのはあるんですけど」

掛「長さは3半(33・5インチ)?」

輝「最初3半から始まって、どんどん長くして今は34とか使っています」

掛「そうなんだ。4半は使い切れない?」

輝「まだ使ったことはないですね」

掛「福留なんかも4半を使っていた。落合さんなんかもっと長かった。1回試してみたら。違う世界が見られるかもしれない。私も1回4半を使ったことがあった。田淵さんが4半だったから、バットを貸して下さいと言って打ったんだけど、背も小さかったので4半は使い切れなかった」

輝「そうだったんですね」

掛「今のスイングは下半身リードだから長いバットでも体に巻き付いてくるので、さらに良くなる可能性はあるんじゃないかなと思う」

輝「(バットをメーカーに)頼んでみます。試したことないので、ちょっと試してみます」

―WBCに向けて。

掛「WBC日本代表として自分に対する期待みたいなものはありますか?」

輝「まずはしっかり(試合に)出たいなと」

掛「やっぱり向こう(メジャー)のピッチャーを打ち崩したいよな」

輝「なかなか対戦する機会がないので、すごくいい機会ですし。打席に立ってナンボなんで、立ちたいという気持ちが強いです」

掛「大谷のバッティングを実際に見て参考になる部分があるかもしれないね」

輝「生で見る機会もないし、映像で見るのと違うと思う。見るのもそうだし、チャンスがあれば話も聞きたいです」

掛「大谷選手もバットを長くしているもんね。

俺は34半のバットはすごい武器になると思う」

 ◆佐藤 輝明(さとう・てるあき)1999年3月13日、大阪・大東市生まれ。26歳。仁川学院(兵庫)では通算20本塁打。甲子園出場はなし。近大では関西学生リーグ通算14本塁打(82年発足の新リーグ記録)。20年ドラフト1位で阪神入団。25年に本塁打、打点の2冠。通算660試合で打率2割6分3厘、124本塁打、412打点。187センチ、100キロ。右投左打。推定年俸4億5000万円。独身。

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