シンガー・ソングライターの松任谷由実(72)が9日、新潟・湯沢町の苗場プリンスホテル内のイベントホールで恒例のリゾートライブ「SURF&SNOW in Naeba」(全8公演)の初日公演を行った。

 今年で46回目となる冬の風物詩。

毎年テーマ性を持ってステージが構成されるが、今年は「オリエンタル」がテーマ。ゴールドのチャイナ風のセットアップに身を包んだユーミンは「何年かおきに無性にオリエンタルがやりたくなる。私のDNAの中に答えがあるのかな」とあいさつ。10代半ばから呼ばれてきた愛称「ユーミン」の名付け親は中国籍のミュージシャン、シー・ユー・チェンであることにも縁を感じている。

 公演は「Misty China Town」で幕開け。「満月のフォーチュン」や「残暑」「たぶんあなたはむかえに来ない」など、普段のツアーではなかなか聴けないセットリストに加え、アジアンテイストの扇子や傘を自在に操るパフォーマンスでも魅了。クライマックスでは、今年の“裏テーマ”でもある「春よ、来い」を情感たっぷりに披露し思いを込めた。

 ユーミンは「いつだったか、私が『苗場は50回はやる』と言ったらしいんですが、なぜか『50回で終わると勘違いされてしまったみたいで…。改めてハッキリ言います。50回は通過点」とうわさを否定。「私がステージに立てる限り、このスキー場がある限り、そして皆さんが来てくれる限り、必ず続けます」と力を込めた。

 最新アルバム「Wormhole/Yumi Arai」を引っさげて昨秋から今年の12月にかけて、全72公演をめぐる全国ツアーと苗場を並行しているユーミン。

「できるだけたくさんの街に行って、新作を手渡したい。燃えています」とエネルギッシュに語る。来年はデビュー55周年の節目を迎えるが、まだまだユーミンの情熱は尽きることはない。(宮路 美穂)

 〇…開催中のミラノ・コルティナ五輪について「(苗場の)ゲレンデの白をバックに冬季五輪を見ているのはぜいたくですよね。みんなピカピカで元気をもらいます」と夢中になっている様子。注目選手にはフィギュアスケート団体の銀メダルに貢献した女子シングルの坂本花織を挙げた。全日本スキー連盟の表彰式やイベントなどで日本代表選手と交流する機会もあり「高梨沙羅さんはどんどんきれいになられますね。小林陵侑さんも結構ファンなので、ぜひ頑張ってほしい」とエールを送った。

編集部おすすめ