将棋の西山朋佳女流名人が9日、女流名人位を3期ぶりに獲得したユニバーサル杯第52期女流名人戦(五番勝負第3局から一夜明け、都内で取材に応じた。

 福間香奈女流五冠=清麗、女王、女流王位、女流王座、倉敷藤花=に3連勝(0敗)し、8日の第3局で奪取。

好調の要因の1つに環境の変化をあげ、昨年11月の結婚発表後は「対局の時だけ将棋をしている状態だった」。棋士養成機関・奨励会に入った中学2年生以降は常に生活の中心に将棋があり「どこか罪悪感があった」というが、今回は盤や研究用のパソコンから離れる“休養”を選択。ゲームやマンガなど娯楽を楽しんだ。

 直近の女流棋戦では10戦9勝と強さを見せる西山は「将棋の内容は落ちたけど、気持ちよく盤に向かえていた」と変化を語った。12日には女流王位戦挑戦者決定リーグが控え、その後も対局は続く。それでも「対局のペースが2月は速いけど、あまり意識しないようにしている。割とゆったりすごして、対局が近くなったら準備していきたい」。西山が新たに見つけたスタイルでこれからも進んでいく。(中西 珠友)

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