◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スピードスケート(9日、ミラノ・スピードスケート競技場)

 女子1000メートルはオランダの2選手がかなり爆走したなという印象です。少しでも早くトップスピードに入れるように最初からガンガン攻めていて、レールダム選手は600メートル通過のラップタイムが26秒1。

ちょっと手が付けられないなというタイムで、最後のラップも落とさなかった。とんでもない滑りでした。

 高木選手も入りは良く、600メートル通過のラップも26秒台が出ていました。先にコク選手がいいタイムを出して、同走のレールダム選手が前を滑っている状況でしたが、バックストレートでも動きが粗くなることなく、落ち着いていました。最後のカーブもきれいに滑っていたので、自分のペースはある程度意識できていたと思います。ただ、最後のラップ(29秒38)が少し落ちてしまったところが2人との差になりました。

 残りの種目に向けて、大事なのはピークの作り方です。最後の1500メートルをメインに考えていると思いますが、他の選手の状態が良かったからといってペースを乱されて何かを変えるのではなく、自分の調整をしっかり貫いてほしいと思います。高木選手は滑りながら調子を上げていくことができる選手。心に火がついたでしょうし、ここから乗っていくことを楽しみにしています。(10年バンクーバー五輪男子500メートル銅メダル、元世界記録保持者)

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