◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スピードスケート(9日、ミラノ・スピードスケート競技場)

 【ミラノ(イタリア)9日=富張 萌黄】スピードスケート女子で4種目にエントリーした高木美帆(TOKIOインカラミ)が、最初の1000メートル種目で“銅メダル発進”を決めた。4度目の五輪で、個人・団体追い抜きを含め、通算8個目(金2、銀4、銅2)のメダルを獲得。

今大会で、夏冬を通じて日本女子では10個超えの初の2桁大台も見えてきた。残り3種目を展望する。

 ▼500メートル=15日(日本時間16日1時3分~)

 前回22年北京五輪で銀メダルを獲得。今季同種目でのW杯出場は格下のBクラス1度のみ。海外勢との対戦はほとんどなく、未知数な部分が多い。9日の1000メートルで銀メダルを獲得し、500メートル世界記録保持者のフェムケ・コク(オランダ)が優勝候補。日本の吉田雪乃(23)、北京大会覇者のエリン・ジャクソン(米国)らがメダル争いとなる。高木は今季国内レースで吉田に2戦2敗。メダル獲得には打倒吉田がベースとなりそうだ。

 ▼団体追い抜き=1回戦・14日(同15日0時~)、準決勝・17日(同17日22時52分=第1、同22時58分=第2)、決勝・17日(同18日0時47分~) 前回金メダルのカナダ、“王国”オランダ、米国と4強の争いとなる。18年平昌五輪金、前回22年北京銀の日本はW杯では3戦し優勝1回、3位が2回とメダルは有力視されている。準決勝と決勝の間はわずか2時間。

3人1チームで滑走する団体で、佐藤綾乃、堀川桃香、野明花菜らメンバーとの布陣構成が注目される。出場種目の多い高木のスタミナが、2大会ぶり金メダル奪還へ鍵を握りそうだ。

 ▼1500メートル=20日(同21日0時30分~) 世界記録を保持する大本命種目。ラスト種目で悲願の金メダルを獲得し有終の美を飾りたい。今季W杯で4勝のヨイ・ベーネ(オランダ)がまさかの代表落ちし、この種目での金メダル争いで高木が金メダル候補の最右翼に浮上した。今季W杯は1勝を含めて安定した成績で、5季連続6度目の総合優勝を飾って、ミラノ五輪を迎えた。2大会連続銀メダルの雪辱を晴らす材料は十分だ。

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