巨人の春季キャンプは10日、第3クール初日を迎えた。野球評論家の清水隆行氏は最速152キロを誇るドラフト1位・竹丸和幸投手のブルペン投球を視察。

捕手の後方から見守り、打者目線で直球の“質”の良さを感じ取った。

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 ドラフト1位の竹丸の投球を、捕手の後ろから見させてもらった。いい評判は聞いていたが、実際に見るのは初めて。とにかく直球の“質”の良さが印象に残った。

 この日の球速は何キロ出ているか分からなかったが、ホームベース上での強さがあった。フォーム的にも左腕が隠れて急に出てくるような見づらさもあるが、それだけでなく実際のボールも手元で勢いを失っていない。打席に立ったら速く見える実戦向きのタイプだろう。

 制球力もまとまっていて、いつでもゾーンに投げられる。その上でこの日受けた印象としては、コントロールよくきっちりと四隅を突いて抑えるというよりも、球の質でゾーン内で勝負できるタイプに思えた。あの球の強さなら、ファウルでカウントを稼げるはずだ。チェンジアップ、カーブとブレーキの利いた変化球もあるし、どんどん真っすぐで押していけば、相乗効果も高いだろう。

 楽しみな投手であることは疑いがない。

これから徐々に実戦が始まっていくだろうが、もちろんそこに入ってみて見えてくるものもある。打者の反応だったり、ファウルの仕方でもいろんなものが見えてくるから、そこを早く見てみたい。

(清水 隆行)

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