ミラノ・コルティナ五輪でスノーボード・ビックエアで金メダルを獲得した村瀬心椛(ここも)が小学生時代から通う練習施設「SLAB OUTDOORPARK TATEYAMA」の所長・石川諒さん(36)が10日、スポーツ報知の電話取材に応じた。

 この日未明の決勝はテレビで観戦。

3回目に大技を決め、大逆転した瞬間は「本人が一番うれしかったと思うけど、それと同じくらい幸せな気持ちになった」としみじみ。金メダルをつかんだ瞬間の涙が印象的だったが、普段は泣くことが少ないようで、石川さんも「グッと来るものがあった」と涙を流したという。

 村瀬が「SLAB-」に通い始めたのは約10年前。当時から一生懸命に競技と向き合う子だったといい、「年齢を重ねるにつれて取り組み方が五輪に向けて変わっていった」と振り返る。世界の強豪と戦ううちに、メンタルも強くなったと証言。自分なりの美学も見つけたようで「技を成功させるだけでなく、いかにかっこ良く見せるかというのにこだわっている。そういうことからも芯の強い子なんだなと思う」と人柄を明かした。

 日ごろは一般の人に交じって練習しているといい、「他のスポーツではなかなかないですが、スノーボードはまだマイナースポーツ。みんなも身近に感じていたと思う」と普段の様子を語る。石川さんも村瀬からトリックなどを教えてもらっており、「いつもダメ出しばっかりされる」と笑顔で明かした。

 約1週間後にスロープスタイルを控え、村瀬は2冠を目指す。石川さんも「スロープスタイルまで油断せず、やりきってほしい。

けがなく帰ってきて、また普段通り顔を出してほしい」と願った。

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