ロッキーズは10日(日本時間11日)、オリオールズからFAになっていた菅野智之投手(36)を1年510万ドル(約7億9000万円)で獲得したことを発表した。ロ軍バッテリー組のキャンプインが12日(同13日)に迫る中で、滑り込みでの合意となった。

 3月の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも選出されている菅野のメジャー2年目はロッキーズで迎えることになった。昨季は、メジャー30球団でワーストの119敗を喫し、借金は76。7年連続でポストシーズン進出を逃し、4年連続地区最下位、3年連続100敗以上と苦しんでいる。

 投手にとってはかなり厳しい環境だ。ロッキーズのコロラド州デンバーの本拠地・クアーズフィールドは、標高約1600メートルの高地にあり、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて打球の飛距離が約10%伸びるとされている。打者にとってみれば他の球場に打球が伸びて本塁打の可能性が高くなる「打者天国」だが、マウンドに上がる投手にとってみれば「投手地獄」だ。

 昨季、ロッキーズ投手陣が全162試合で浴びた本塁打は251本。メジャー30球団でワーストだった。最も少なかったジャイアンツは143本。1・75倍ほど多く打たれている計算になる。

 被本塁打は、菅野の課題でもある。巨人で15勝を挙げた24年の被本塁打はわずか6本だった右腕だが、昨季は33発を被弾。

ア・リーグワーストの数字だった。メジャー屈指の強打者を相手に難しい環境となるが、立ち向かっていく覚悟はあるはずだ。

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