ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、ミラノ・コルティナ冬季五輪のスケルトン男子ウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチ(27)が、ロシアの攻撃で命を落とした母国のアスリートたちの顔写真を貼ったヘルメットを着用して練習を行い、12日の「本番でも着用する」と表明したことを受けて、X(旧ツイッター)で反応した。

 追悼の意を込めて、9、10両日の練習にヘルメットを着用して臨んでいるヘラスケビッチの行動に「冬季オリンピックにおける我が国代表チームの旗手を務めたウラジスラフ・ヘラスケビッチに感謝する。

彼は我々の戦いの代償を世界に思い出させてくれた」などと記した。

 国際オリンピック委員会(IOC)は「いかなる広告、主義思想の宣伝も身体、競技ウエア、アクセサリーに表示してはならない」と定める五輪憲章に抵触するとして、競技本番での着用を認めない考えを示し、IOCはヘルメットの代替案として黒の腕章の着用を提案しているが、ヘラスケビッチは「亡くなった人全てを追悼できるほどの腕章を持っていない」と述べている。

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